"このコンテンツは古いものです。現在、このバージョンの Well-Architected Framework は、次の場所にあります。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2022-03-31/framework/performance-efficiency.html

PERF 3: ストレージソリューションをどのように選択していますか?

システムにとって最適なストレージソリューションは、アクセス方法 (ブロック、ファイル、オブジェクト)、アクセスパターン (ランダム、シーケンシャル)、必要なスループットやアクセス頻度 (オンライン、オフライン、アーカイブ)、更新頻度 (WORM、動的)、可用性と耐久性に関する制約によって異なります。優れた設計のシステムでは、複数のストレージソリューションを使用し、さまざまな機能を有効にしてパフォーマンスとリソースの使用効率を高めています。

リソース

Cloud Storage with AWS
Deep dive on Amazon EBS (STG303-R1)
Optimize your storage performance with Amazon S3 (STG343)
Amazon EC2 Storage
Amazon EBS Volume Types
EBS I/O Characteristics
Amazon S3: Request Rate and Performance Considerations
Amazon Glacier: Amazon Glacier Documentation
Amazon EFS: Amazon EFS Performance
Amazon FSx for Lustre Performance
Amazon FSx for Windows File Server Performance

ベストプラクティス:

改善計画

ストレージ特性と要件を理解する

  • ストレージのパフォーマンス要件を定義する: ワークロードの最も重要なストレージパフォーマンスメトリクスを特定し、ベンチマークまたは負荷テストを使用して、データ駆動型アプローチの一環として改善を実施します。このデータを使用してストレージソリューションの制約が発生している場所を特定し、そのソリューションを改善する設定オプションを調べます。 予想されるワークロードの成長率を判定し、この成長率に対応するストレージソリューションを選択します。Amazon S3 および Amazon Elastic File System などのオブジェクトおよびファイルストレージソリューションではストレージが無制限です。
  • 利用可能な設定オプションを評価する

  • ストレージ特性を特定する: ストレージソリューションを評価する場合には、必要なストレージ特性 (共有可能性、ファイルサイズ、キャッシュサイズ、レイテンシー、スループット、データの永続性など) を特定してください。その後、ニーズに最も適した AWS のサービスを見つけるために、要件と照らし合わせます。
    Cloud Storage with AWS
  • アクセスパターンとメトリクスに基づいて意思決定を行う

  • ストレージ使用量とアクセスパターンを最適化する: ワークロードのアクセスパターンと利用可能なストレージオプションの特性に基づいてストレージシステムを選択します。要件を満たしながら、オーバーヘッドを削減することを可能にする、最適なデータの保存場所を選択します。ストレージの特性に基づいてデータを設定および操作する際には、パフォーマンスの最適化とアクセスパターンを使用します (ボリュームのストライピング、データのパーティション化など)。
  • ストレージオプションに適切なメトリクスを選択する: ワークロードに適したストレージメトリクスを選択していることを確認します。各ストレージオプションには、時間の経過に伴うワークロードのパフォーマンス状況を追跡するためのさまざまなメトリクスが用意されています。ストレージバーストメトリクス (Amazon EFS のバーストクレジットのモニタリングなど) に対して測定していることを確認します。 Amazon Elastic Block Store や Amazon FSx など、固定サイズのストレージシステムの場合は、使用したストレージの量と全体的なストレージサイズをモニタリングしていることを確認します。可能な場合はオートメーションを作成し、しきい値に達したときにストレージサイズを増やします。
  • メトリクスをモニタリングする: Amazon CloudWatch では、アーキテクチャのリソース全体のメトリクスを収集できます。また、カスタムメトリクスを収集および発行して、ビジネスメトリクスまたは導出メトリクスを表面化することも可能です。CloudWatch またはサードパーティーのソリューションを使用して、しきい値を超過したことを示すアラームを設定します。