"このコンテンツは古いものです。現在、このバージョンの Well-Architected Framework は、次の場所にあります。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2022-03-31/framework/operational-excellence.html

OPS 11: オペレーションを進化させる方法

漸進的な継続的改善に時間とリソースを費やすことで、オペレーションを効果的かつ効率的に進化させることができます。

ベストプラクティス:

改善計画

継続的改善のプロセスを用意する

  • 継続的改善のプロセスを定義する: 最も大きな利益をもたらす取り組みに集中できるように、改善の機会を定期的に評価し、優先順位を設定します。改善のための変更を加えて結果を評価し、成功を判断します。結果が目標に達しておらず、今後も改善が優先事項である場合は、代わりの一連のアクションを使用して繰り返します。オペレーションプロセスには、漸進的な継続的改善を可能にする時間とリソースを含める必要があります。
  • インシデント後の分析を実行する

  • プロセスを使用して寄与した要因を判断する: 顧客に影響を与えるすべてのインシデントを確認します。インシデントに寄与した要因を特定してドキュメント化するためのプロセスを用意しておき、再発を抑制または防止する緩和策と、迅速で効果的な対応手順を展開できるようにしておきます。必要に応じ、対象者に合わせて根本原因を通知します。
  • フィードバックループを実装する

  • フィードバックループ: オペレーションアクティビティの実行に関するフィードバックを取得し、改善する領域を特定するための手順をオペレーションアクティビティに組み込みます。
  • ナレッジマネジメントを実行する

  • ナレッジマネジメント: チームメンバーが探している情報をタイムリーに検出し、アクセスして、最新かつ完全であることを確認するメカニズムが存在していることを確認します。必要なコンテンツ、更新が必要なコンテンツ、および今後参照されることのないようにアーカイブする必要があるコンテンツを特定するためのメカニズムを維持します。
  • 改善の推進要因を定義する

  • 改善の推進要因を理解する: システムに変更を加えるのは、希望する成果がサポートされているときだけにしてください。
  • 洞察を検証する

  • 洞察を検証する: ビジネスオーナーや各分野のエキスパートと協力して、収集したデータの意味について共通の理解と合意があることを確認します。追加の懸念事項や潜在的な影響を特定し、一連のアクションを判断します。
  • オペレーションメトリクスのレビューを実行する

  • オペレーションメトリクスのレビュー: ビジネスのさまざまな分野のチームメンバー間でオペレーションメトリクスの遡及分析を定期的に実施します。ビジネス、開発、オペレーションチームを含む関係者を参加させて、即時フィードバックと遡及分析から得られた結果を検証し、教訓を共有します。それらの洞察に基づいて、改善の機会と取り得る一連のアクションを特定します。
    Amazon CloudWatch
    Using Amazon CloudWatch metrics
    Publish custom metrics
    Amazon CloudWatch metrics and dimensions reference
  • 教訓を文書化して共有する

  • 教訓を文書化して共有する: オペレーションアクティビティと遡及分析の実行から学習した教訓を文書化する手順を決めて、ほかのチームが使用できるようにします。
  • 改善を行うための時間を割り当てる

  • 改善を行うための時間を割り当てる: 漸進的な継続的改善を可能にする時間とリソースをプロセス内に設けます。改善のための変更を加えて結果を評価し、成功を判断します。結果が目標に達しておらず、今後も改善が優先事項である場合は、アクションの代替案を追及してください。